Photo © Takumi Ota
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厚木の住宅

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2008

敷地は4mほど高低差のある上下2つの道路に接続した傾斜地である。斜面のもつ高さ方向の変化と多角形の敷地形状は、この建築に表情と、生活に豊かさをもたらしている。RCの躯体を斜面に半分埋めるように置いているので、ある面からは軒の低い平屋のように見え、他方では擁壁の延長のような姿にも見える。擁壁と住宅を一体とする考え方は、コストや使用資材の削減を実現しながら、斜面に寄り添う多様な生活の場を生み出している。上下の動線は最大高低差を繋ぐ位置にあり、空気の循環を促す道でもある。その途中に設けられた性格の異なる二つのフロアは、それぞれが地面と接続されているので、生活のスタイルや状況に応じてアプローチを使い分けることが可能である。この住宅は生活の細部や環境を紐解きながら、土木的なスケールで見るような大らかさを備えている。各素材の強度、テクスチャーを可能な限り使い切ることは、その環境を生かし切ることでもある。この場所で住宅を設計するということは、できる限り即物的に斜面のもつ具体的な条件を「生活」の場に置き換えていくことに他ならない。

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