海のコテージ

愛媛県今治市大三島町, Japon
Architectes
MARU。architecture
Lieu
愛媛県今治市大三島町, Japon
Année
2016

みかん栽培と養蜂を営むクライアントの自邸に隣接する、大三島の風土や暮らしを楽しむことのできる滞在型の宿泊施設です。
情報に網羅され、世界中から物資が輸送される今、土地固有の風土や場所性が見直されつつあります。それは風景であったり、コミュニティであったり、簡単に何処か別の場所へ持って行って体験することができないものです。
私たちは大三島の暮らしに触れて、今の時代にこの場所にたつ「現代の民家」をつくりたいと考えました。島の住民は、この土地で安価に手に入れることのできる資源を工夫し、集落の共同関係によって、自らものをつくることに慣れ親しんでいます。ただ古い建物の建ち方を模倣するのではなく、島の現代的な状況の中で、その土地の資源や人と関わりながら建築をつくることが、これからの風土をつくることにつながっていきます。

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